アクセス解析 【access analysis】 アクセスログ解析 / access log analysis
閲覧者がWebサイトを訪問すると、取得したページのURLや日時、IPアドレス、閲覧ソフトの種類を表す文字列(ユーザーエージェント)、直前に見ていたWebページのURL(リファラー)などのデータを取得することができる。これを時系列に記録したアクセスログを解析し、人間にとって見やすい形式にまとめることをアクセス解析という。
サイト全体や各ページへの訪問数、ページビュー数(ページ閲覧回数)などを知ることができる。日別や曜日別、時間帯別、閲覧環境(OSやWebブラウザの種類等)別、所属ネットワーク(ドメイン名や国・地域等)別、参照元(サイト、ページ、検索語等)別、閲覧行動の動線や経路(前後のページや閲覧開始・終了ページ)などの形で集計される。Cookie(クッキー)などを用いて閲覧者を識別し、再訪か否かや訪問回数を調べることができる場合もある。
Webサーバ自身が記録したログファイルを解析する方式と、Webページに外部のログ収集サーバへデータを送信する特殊な短いスクリプトを埋め込み、そのサーバが記録したログを解析する方式がある。
前者はパッケージソフトなどの形で提供され、エラー情報なども取得できるためセキュリティ対策の機能を含むことが多い。後者はサーバやサイトをまたいで情報を統合することができ、ネットサービスの形で提供される。米グーグル(Google)社の「Google Analytics」(グーグル・アナリティクス)や、米アドビ(Adobe)社の「Adobe Analytics」(アドビ・アナリティクス)などのサービスが有名である。
(2020.3.4更新)