アクセス解析 【access analysis】 アクセスログ解析 / access log analysis

概要

アクセス解析(access analysis)とは、Webサイトへの時系列のアクセス記録を集計し、統計的なデータに加工すること。表やグラフを含むレポートの形でまとめることが多い。

閲覧者がWebサイト訪問すると、取得したページのURLや日時、IPアドレス、閲覧ソフトの種類を表す文字列ユーザーエージェント)、直前に見ていたWebページURLリファラー)などのデータを取得することができる。これを時系列に記録したアクセスログを解析し、人間にとって見やすい形式にまとめることをアクセス解析という。

サイト全体や各ページへの訪問数ページビュー数(ページ閲覧回数)などを知ることができる。日別や曜日別、時間帯別、閲覧環境(OSWebブラウザの種類等)別、所属ネットワークドメイン名や国・地域等)別、参照元(サイト、ページ、検索語等)別、閲覧行動の動線や経路(前後のページや閲覧開始・終了ページ)などの形で集計される。Cookieクッキー)などを用いて閲覧者を識別し、再訪か否かや訪問回数を調べることができる場合もある。

Webサーバ自身が記録したログファイルを解析する方式と、Webページに外部のログ収集サーバデータを送信する特殊な短いスクリプトを埋め込み、そのサーバが記録したログを解析する方式がある。

前者はパッケージソフトなどの形で提供され、エラー情報なども取得できるためセキュリティ対策の機能を含むことが多い。後者はサーバサイトをまたいで情報を統合することができ、ネットサービスの形で提供される。米グーグルGoogle)社の「Google Analytics」(グーグルアナリティクス)や、米アドビAdobe)社の「Adobe Analytics」(アドビアナリティクス)などのサービスが有名である。

(2020.3.4更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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