フォームデータ 【form data】

概要

フォームデータ(form data)とは、Webページなどに設けられた入力欄(フォーム)に記入されたデータ。ページ送信元のWebサーバなどに送られて利用される。

Webページの記述に用いられるHTMLでは、文字の入力欄や選択式の入力要素をページ上に配置することができ、閲覧者が入力した内容をWebサーバに送信することができる。この入力内容のことをフォームデータという。

HTMLではform要素で送信先URLなどを指定し、その内部に任意の種類や数の入力要素を設けることができる。基本的な入力欄はinput要素で生成することができ、一行の文字列入力(テキストボックス)、択一ボタン(ラジオボタン)、複数選択ボタン(チェックボックス)、送信ボタン(サブミットボタン)などが用意されている。

WebサーバWebブラウザの通信方式を規定するHTTPでは、フォームデータの送信に二つの方式を用意している。通常のページの取得と同じGETメソッドを用い、URLの末尾に特殊な記法でデータを埋め込む方式(クエリ文字列)と、ブラウザからのデータ送信用のPOSTメソッドを用いてHTTPヘッダ領域の中にフォームデータを埋め込む方式である。

(2020.3.14更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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