パーマリンク 【permalink】 パーマネントリンク / permanent link
概要
パーマリンク(permalink)とは、Webサイト内の個々のWebページに固定的に割り当てられるURL。特に、記事など単体で内容が完結しているページを外部から参照しやすくするために一定の規則に基づいて設定されるもの。「パーマ」(perma)は「パーマネント」(permanent:永続する)の略で、記事が増えたり構成が変わったりしても変化しない固定的なリンクという意味である。元はブログの記事ごとに割り当てられるURLを指し、トラックバックなどの連携機能における記事の参照先として用いられた。
初期のWebではWebページは静的なもので、個々のページには固定的なファイル名で識別されていたが、ブログなどのシステムやサービスが発達すると、システム側で自動的にページを生成する仕組みが普及し、URLパラメータなどを含む動的なURLでページが識別されるようになった。
このような動的なURLは、パラメータの記述順などで同じアドレスに複数のバリエーションが存在したり、コンテンツの追加や編集などで頻繁に変更されることがあり、外部から記事を一意に指し示す識別子としては扱いにくいものが多かった。
そこで、安定的に記事を識別できるURLとしてパーマリンクの仕組みが考案された。ブログ記事などに対してシステム側が自動的に一意のファイル名を与え、サイトを移動・閉鎖しない限り同じURLでアクセスしたり参照できるようにする。ファイル名は投稿日時や通し番号などを元に生成することが多いが、利用者が任意に指定できるシステムもある。
現在では、ブログに限らずコンテンツ管理システム(CMS)で運営されるニュースサイトや企業運営メディア、ECサイト、Wikiなど様々な種類のサイトでパーマリンクの仕組みが取り入れられており、外部から参照されるページには一意のURLが割り当てられるようになっている。
(2024.6.14更新)