読み方 : エスイーオー

SEO【Search Engine Optimization】検索エンジン最適化/サーチエンジン最適化

SEOとは?

Webサイト運営者が行うサイト改善策の一つで、Web検索サイト検索エンジン)の検索結果リストの上位に表示させるために様々な工夫を行うこと。

検索エンジンWeb上のリンクをたどって様々なWebサイトを巡回し、各ページの内容を解析して索引付け(インデクシング)する。利用者が検索したい語句を入力すると、その語句に関連性が高いと思われるページを検索結果リストとして表示する。

このリストは検索エンジン内部で様々な指標を元に算出した関連性の高さに基づいて順位付けされており、上位に掲載されるほど利用者の目に付きやすく、サイトを訪れてもらえる可能性が高まる。例えば、多くの検索サイトは初期設定では1ページ目に1位から10位までの結果しか掲載しないため、10位以内と11位以降では訪問される確率に大きな差がつく。

企業などが自らのサイトへの訪問者を増やしたい場合、関連する語句が検索された際に少しでもリストの上位に表示されるよう、サイトの構成や掲載内容、外部からのリンク状況などをより好ましい状態に最適化することがある。そのための一連の施策をSEOと総称する。

最適化を行うためには検索エンジンが各ページをどのように評価しているかを知る必要があるが、インターネット上で運営されている検索サイトのほとんどは順位の計算手順(アルゴリズム)の詳細を公開しておらず、また、頻繁に評価の仕方を変更することが知られている。

このため、公式あるいは確実に正しいと確認され、効果の程度が正確に算出できるような具体的な手法はほとんど存在せず、過去の経験則や検索サイト事業者が公表しているWebサイト運営者向けガイドラインなどを分析し、現在有効であると推測される手法を試していくしかない。

ただし、大まかな指針としてどのようなサイトやページが好ましいかはある程度分かっている。検索者の検索意図(どんな問題を解決しようとしているのか)を満たし、内容が最新かつ詳細で充実しており、当該分野の知識や経験が豊富な専門家によって記述され、外部の人気の高いサイトから多数のリンクを集めているページは比較的上位を獲得・維持しやすいとされる。

検索最大手の米グーグル(Google)社では、これを「E-E-A-Tの原則」としてまとめている。片方の「E」は “Experience” の略で「経験」を、もう片方の「E」は “Expertise” の略で「専門性」を、「A」は “Authoritativeness” の略で「権威性」を、「T」は “Trustworthiness” の略で「信頼性」をそれぞれ表している。

内部SEOと外部SEO

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Webサイト内の改善によって最適化を行うことを「内部SEO」(on-site SEO/on-page SEO)あるいは内部対策という。各ページがターゲットとする検索キーワードやフレーズの選定、キーワードに見合った適切なテーマ設定や内容の記述、質や量の充実、サイト内のリンク構造の最適化、見出しや段落、画像の代替テキストといったHTML要素の文書構造に沿った適切な使用、図表や画像など補助的なコンテンツの充実などが含まれる。

一方、Webサイト外の状況が自サイトにとって有利になるよう働きかける手法を「外部SEO」(off-site SEO/off-page SEO)あるいは外部対策という。主に外部から自サイトへのリンク(被リンク/バックリンク)を獲得するための諸活動を指すが、外部のサイトの内容や構成は自由に編集することはできないため、直接できることは限られる。サイト運営者に報酬を支払ってリンクを記述してもらう行為(有料リンク/リンク購入)は多くの検索サイトで違反行為とされている。

また、各種SNSへの投稿ボタンをページ内に設置したり、SNS上で公式アカウントを運用して情報発信を行い、自サイトの認知度を高めたり来訪を促すといった施策も外部SEOの一環として行われる場合がある。

ホワイトハットSEOとブラックハットSEO

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検索サイトの発行するサイト運営者向けガイドラインなどを遵守し、訪問者の利益に適うまっとうなサイト改善手法を「ホワイトハットSEO」(white hat SEO)という。オリジナルで正確なコンテンツの充実や、読みやすく目的の情報にたどり着きやすいページデザインやサイト構造などが該当する。

これとは逆に、検索サイト側が禁じている行為を行ったり、検索サイトのソフトウェアや訪問者を欺いて不当に順位を向上させようとする施策を「ブラックハットSEO」という。検索サイトの巡回システム(クローラー)と人間の閲覧者にそれぞれ異なる内容を見せる「クローキング」(cloaking)や、同じ語句や関連語句を何度も繰り返し無意味に詰め込む「キーワードスタッフィング」(keyword stuffing)などがよく知られる。

他にも、背景色と同じ文字色にするなどして訪問者のWebブラウザには表示されないがクローラーには掲載内容として認識させる「隠しテキスト」(hidden text)、他のサイトや著作物からの剽窃、意図的な虚偽の内容の掲載、外部サイトからの「リンク購入」(リンク売買)などが該当する。

検索サイトによってブラックハット的な手法が用いられていると認定されたページやサイトは「検索スパム」「スパムサイト」などと呼ばれ、順位の大幅な低下や検索結果ページからの排除といったペナルティが課されることがある。一部の手法はランキングに影響せず単に無視される場合もある。

🔰よくある質問

  • SEOとは何ですか?
    SEOとは「Search Engine Optimization」(検索エンジン最適化)の略で、GoogleなどのWeb検索結果で自分のサイトを上位に表示させるための様々な取り組みを指します。集客や認知拡大を目的として多くのWebサイトで行われています。
  • SEOに取り組むとどんなメリットがありますか?
    検索結果の上位に表示されれば、広告費をかけずに継続的なアクセスを獲得できます。特に、利用者の検索意図に沿ったコンテンツは購買や問い合わせにつながりやすく、費用対効果の高い集客手段として評価されています。
  • SEOではどのような対策を行いますか?
    SEOでは、検索されやすいキーワードを考慮した記事作成、上位表示させたい記事に他の記事からリンクが集まるようにするサイト構造の改善、タイトルタグやメタタグOGPタグなど検索エンジンに伝達する情報の整備、クローラーがページを発見できるようにするサイトマップの設置、ページ表示速度の向上、モバイル対応など、様々な技術的あるいは内容上の対策を行います。
  • 検索順位はどのように決まりますか?
    検索エンジンによって異なりますが、GoogleではWebページ上のコンテンツの質、外部からのリンクの数と質、ページの読み込み速度、モバイル対応など数百にのぼる要素を総合的に評価してランキングを決定していると言われています。基本的なガイドラインは公表されていますが詳細なアルゴリズムは非公開で、定期的に更新されています。
  • 良質なコンテンツとはどんなものですか?
    Googleがガイドラインで示している方針では、利用者の検索意図に的確に答えており、情報の正確さ、網羅性、読みやすさが備わっているコンテンツが良質とされています。Googleではサイトやページの「E-E-A-T」(経験・専門性・権威性・信頼性)をコンテンツ評価の基本的な指標とする方針を公表しています。
  • 被リンクとは何ですか?なぜ重要なのですか?
    被リンクとは他のWebサイトから自分のサイトへ張られたリンクのことです。信頼性の高いサイト(多くのサイトからリンクされているサイト)からリンクされるほど検索エンジンからの評価が上がりやすく、順位向上に影響する重要な要素の一つとして知られています。
  • SEO効果が出るまでどのくらいかかりますか?
    一般的に効果が現れるまでには数か月から半年程度かかることが多いです。サイトの歴史、競合の強さ、コンテンツの質などによって期間は大きく異なり、不確定要素も多いため、即効性を求めるなら検索広告(リスティング広告)を併用する方法も検討が必要です。
  • SNSの運用はSEOに影響しますか?
    GoogleではSNS上での露出の多さやSNSからのアクセスの多寡は直接的な検索順位には影響しないと説明していますが、コンテンツの認知が広がることで被リンクの獲得やブランド検索の増加につながり、間接的にSEOへ好影響をもたらす場合があります。BingではSNS上での露出もサイト評価に勘案する方針を示しています。
  • やってはいけないSEO対策はありますか?
    Googleをはじめ検索エンジン各社ではランキングの不正操作に該当する禁止行為を公表しています。例えば、キーワードの過剰な詰め込み、リンクの購入、著作物の剽窃などはガイドライン違反(ブラックハットSEO)とみなされ、検索順位の大幅な低下やインデックス削除といったペナルティを受けるリスクがあります。
  • SEOは専門の業者にしかできませんか?
    Googleのガイドラインなどは誰でも読むことができ、基本的な対策は個人や小規模サイトが自力で行うこともできます。ただし、詳細については公表されていない要素も多く、過去の経験や様々なサイトの事例から推測するしかないことも多いため、専門的な分析や大規模サイトの改善はSEOコンサルティング事業者などを頼るのも一つの手段です。

他の辞典等による「SEO」の解説 (外部サイト)

資格試験などの「SEO」の出題履歴

▼ ITパスポート試験
令1秋 問29】 SEOに関する説明として、最も適切なものはどれか。
平30秋 問3】 インターネットの検索エンジンの検索結果において、自社のホームページの表示順位を、より上位にしようとするための技法や手法の総称はどれか。
平29春 問11】 検索エンジンの検索結果が上位に表示されるよう、Webページ内に適切なキーワードを盛り込んだり、HTMLやリンクの内容を工夫したりする手法はどれか。
平27春 問19】 インターネットで用いられるSEOの説明として、適切なものはどれか。
▼ 基本情報技術者試験
令4修12 問73】 SEOの説明はどれか。
令3修6 問74】 SEOの説明はどれか。
平29修12 問74】 SEOの説明はどれか。

本ページを参照・引用している文書・論文など (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。