ホームページ 【HP】 Home Page
概要
ホームページ(HP)とは、Webブラウザを起動した時に最初に表示されるWebページ(スタートページ)。また、Webサイトの表紙や入口に相当する最上位のページ(トップページ)のこと。転じて、あらゆるWebサイトやWebページのことをホームページと呼ぶこともある。当初はブラウザを起動した時に最初に表示するよう設定されたページのことをホームページと呼んでいたが、次第にサイトのトップページのこともホームページと呼ぶようになり、さらにWebサイト全体のことや、トップページだけでなくあらゆるWebページをホームページと呼ぶようになった。
現在でもこれらの意味の異なる用法が混在しているが、一般的には、あまりインターネットに詳しくない人に向けた「Webページ」や「Webサイト」(あるいはWeb全体)の言い換え語として用いられることが多い。
英語圏ではブラウザの起動ページやサイトのトップページの意味で “home page” ということはあるが、WebページあるいはWebサイトの言い換えの用法は稀である。他の多くの言語圏でも同様だが、ドイツや韓国では日本のようにサイト自体を指してホームページと呼ぶことがある。
Webブラウザのホームページ
1990年代末の初期のWebブラウザには、起動したときに最初に表示するWebページのURLを指定する設定項目があり、これを指してホームページと呼んでいた。ナビゲーションメニューのホームボタン(家の形のアイコン)を押したときも、この起動ページが表示された。
近年のWebブラウザは起動時に開くページとホームボタンを押したときに開くページを別々に設定できるようになっていることが多く、起動時に開くページは「起動ページ」「スタートページ」等と呼び、ホームボタンを押したとき開くページをホームページと呼んでいる。
Webにおけるホームページ
ある特定のWebサイトについて、閲覧者の入り口として想定あるいは設計されている最上位階層のページのことをホームページという。サイト内の別のページから「ホームページへ」「ホームへ戻る」のように案内されることがある。「トップページ」「メインページ」「フロントページ」「インデックスページ」などと呼ばれることもある。
世間一般には、「個人ホームページ」「公式ホームページ」「ホームページアドレス」「ホームページの開き方」などの用例に見られるように、WebページやWebサイト、あるいはインターネットにおけるWWW(World Wide Web)というもの自体を指して(これらを特に区別せず漠然と)ホームページと呼ぶことが多い。
また、企業や行政機関、有名人などがブログや電子掲示板(BBS)、SNSなどWeb上の複数の場所や手段で情報発信を行っている場合に、これらと区別して、公式サイトなど自ら所有・運営するWebサイトのことをホームページと呼ぶことがある。
関連用語
他の辞典による解説 (外部サイト)
この記事を参照している文書など (外部サイト)
- 日本輸血細胞治療学会誌 67巻6号「支部例会をWebで ―自分たちの力と創意工夫でWeb開催―」(PDFファイル)にて紹介 (2021年12月)
- 地域農林経済学会「農林業問題研究」39巻1号「農産物のインターネット生産者直販における売上不振とその原因 ―インターネット調査による米販売の実証分析―」(PDFファイル)にて引用 (2003年6月)