ネットサーフィン 【surfing the Web】

概要

ネットサーフィン(surfing the Web)とは、Webページのリンクをたどり、様々なWebサイトを次々に閲覧すること。Web閲覧を波から波へ次々に渡っていく波乗り(サーフィン)に例えた表現。

Webの仕組みでは、あるページから別のページ(外部の別のサイトでもよい)へ自由にリンクを張って行き来できるようにすることができ、閲覧者はWebブラウザでリンクをクリックしていくことでページ間やサイト間を次々に移動していくことができる。

ネットサーフィンはこの閲覧行動をマリンスポーツのサーフィンになぞらえた表現で、目的意識を持って情報を探索、学習するというよりも、テレビの流し見のように、暇に任せて興味の赴くままWebサイトを渡り歩いていくといったニュアンスがある。

1990年代中頃、インターネットおよびWebが一般に爆発的に普及し始めた時期に、インターネットの利用法、楽しみ方の一つとしてよく用いられた用語である。「ネットサーフィン」(ネットサーフ)という表現自体は和製英語で、英語では “surfing (on) the Web" (Webの部分は “net” あるいは “Internet” とも)などという。

(2023.9.6更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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