ページネーション 【pagination】 ページネート / パジネーション / paginate / パジネート

概要

ページネーション(pagination)とは、丁付け、ページ割りという意味の英単語。Webページに長い文章を掲載する際に、同じデザインの複数のページに分割し、各ページへのリンクを並べたものをこのように呼ぶ。

Webページに長い文章やコンテンツを掲載したいとき、一枚のページにすべての内容を掲載すると表示が完了するまでに長い時間がかかったり、一度に表示される情報量が多すぎて読みやすさや操作のしやすさが低下することがある。

そのような場合に、内容を適度な長さごとに区切って同じデザインの複数のページに分割して掲載し、ページ下部などに各ページへのリンクを並べた構成にすることがよくある。

このようなページ構成や、ソフトウェアにより自動的にページ分割を行う処理や機能のことをページネーションという。「ページング」(paging)とも呼ばれる。一枚のページの内部で長い文章を分割し、閲覧者の操作に応じて切り替えて表示する機能のことを指す場合もある。

なお、“pagination” の実際の発音は「パジネーション」あるいは「ペァジャネーション」に近いが、“page” との連想から外来語としての表記は「ページネーション」が慣用的に定着している。

文書編集のページネーション

書籍などページ単位で構成される文書の作成・編集では、文章や画像、図版などの要素をどのページにどのように配置するかを決め、一枚一枚のページに仕立てていくことをページネーションという。文書編集ソフトDTPソフトなどには、そのような作業を支援する機能が内蔵されていることもある。

(2020.3.30更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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