スプラッシュページ 【splash page】

概要

スプラッシュページ(splash page)とは、Webサイトのトップページとして、画像や動画、アニメーションするグラフィックスなど、イメージ訴求のためのビジュアル要素のみで構成されたページを配置したもの。実質的なトップページはこの次に表示されるページとなる。

トップページのことを「インデックスページ」(index page)とも呼ぶように、一般的なWebサイトではトップページがサイト内のコーナーやページを案内するメニューやナビゲーションを中心とした構成になっていることが多い。

これに対し、スプラッシュページはWebブラウザの表示領域(ウィンドウ)全体を使って目を引くビジュアルを展開し、指定時間経過後に自動遷移するか訪問者の操作によって実質的なトップページへ移動する。企業や製品のブランドイメージを訴求したり、訪問者に強い印象やインパクトを残すために設けられることが多い。

2000年代前半頃に、企業のコーポレートサイトなどでFlashアニメーションをスプラッシュページに置いたサイト構成が流行したことがあったが、訪問者が余計な待ち時間を過ごさせれているように感じ不評なことが多く、次第に下火になっていった。

現在ではかつてのような単純なスプラッシュページはあまり見かけなくなったが、ビジュアル重視のトップページが現れ、下へスクロールすると実質的なコンテンツが現れたり、ページ遷移せずにサイトメニューが登場するなど、なるべく閲覧者に煩わしさを感じさせないよう工夫されたスプラッシュ的なトップページが採用されることはある。

(2018.10.18更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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