検索演算子 【search operator】 検索コマンド

概要

検索演算子(search operator)とは、検索エンジンの問い合わせ文字列(クエリ)で、細かい検索条件を指定するために用意されている記法。仕様は検索エンジンごとに決められている。

Web検索エンジンでは語句を入力するとその語句が含まれるか関連するWebページ検索してくれるが、記号や特定のキーワードを用いて細かい検索条件を指定することができるようになっている。

例えば、検索語句を「"語句"」のように引用符ダブルクォーテーション)で括ると、表記揺れなどを無視して語句に完全一致するものだけを検索する。「-語句」のように先頭に「-」(ハイフン)を付けるとその語句を含まないページを検索NOT検索/除外検索)する。

また、通常は「語句A 語句B」のように複数の語句を列挙するといずれも含まれるページを検索AND検索)するが、「語句A | 語句B」のように「|」(縦棒)を挟んで列挙すると、いずれか一つが含まれるページを検索OR検索)するよう指示できる。

キーワードを用いる演算子もあり、検索語句に並べて「site:ドメイン名」と指定すると、そのドメイン名のみを検索対象とする。「intitle:語句」でページタイトル(titleタグ内)を対象に、「inurl:語句」でURLを対象に、「intext:語句」(Bingではinbody:)でページ本文(bodyタグ内)を対象に検索う。

これらの演算子の仕様は検索エンジンによって異なり、特定の検索エンジンでしか利用できない演算子もある。一部の演算子Web検索エンジンだけでなく、文書などの全文検索エンジンや、ネットサービス内の検索機能でも利用できる場合がある。

(2024.8.26更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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