欠損値 【missing data】 欠測値 / 欠落値

概要

欠損値(missing data)とは、調査や測定、観測などでデータを収集した際、あるデータの記録場所を参照してもデータが記録されておらずに欠けていること。

観測において、装置の不具合や操作ミスなどで測定値が得られなかった状態や、調査において特定の記入項目が空欄で記載されていない状態などを指す。は存在するが傾向から大きく外れている「外れ値」や、装置故障やミスなどでおかしなになってしまった「異常値」とは異なる。

観測における欠測などは機械的に取り除いて分析することが多いが、調査では記入が任意の項目が複数ある場合などに完全にデータが揃っているサンプルが十分な数揃わないこともある。そのような場合には欠損の多い項目を解析から外したり、平均値などの代表値で穴埋めしたり、他の項目のが似ているサンプルのデータで補完するといった操作をうことがある。

(2024.5.27更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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