第1四分位数 【first quartile】

概要

第1四分位数(first quartile)とは、数値データの集合を小さい順に並べ、同じ数ずつ4等分したときに、小さい側から1/4となる位置にある数。最小値からここまでに全体の25%が含まれる。

数値データの集合を小さい順に並べ、同じ数ずつ4等分したときに、区切りとなる3つの値を「四分位数」という。小さい側から1/4となる位置にある数を「第1四分位数」、ちょうど半分の位置にある数を「第2四分位数」、小さい側から3/4の位置にある数を「第3四分位数」という。

下から何パーセントの位置にある値かを表す表現である「パーセンタイル」(percentile)を用いると、第1四分位数は「25パーセンタイル」に相当し、最小値から第1四分位数までの間に全体の25%が含まれることになる。

第3四分位数から第1四分位数を引いた値を「四分位範囲」(quartile range)という。この値が小さければ第3四分位数と第1四分位数が近く、中心付近にデータが集中していることを表す。逆に大きければ両者が離れており、値が広く分散していることを表す。

(2025.3.3更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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