Splunk
2003年に設立されたソフトウェア企業で、本社は米カリフォルニア州サンフランシスコ。主にデータの記録や解析を行うソフトウェア製品を手掛け、同分野の企業を旺盛に買収し規模を拡大していった。2012年には米NASDAQに株式を上場している。
主力のソフトウェア製品も同名の「Splunk」で、様々な機器やソフトウェアが生成するログデータなどを自動的に収集して記録し、統合的に管理することができる。索引付けを行って検索したり、解析を行ってグラフやレポートなどの形で可視化することもできる。
収集したデータから特定のパターンやイベントを検知したら管理者に通報(アラート)するといった動作も可能で、情報システムの障害対応、ネットワークシステムのセキュリティ監視、IoT(モノのインターネット)システムにおけるセンサー監視などに用いることもできる。
近年ではクラウド対応に力を入れており、各種の大手クラウドサービスが生成するデータを収集・解析する機能や、複数の異なるクラウド(マルチクラウド)をまたいだ統合的なデータ管理の仕組み、Splunk自体をクラウドサービス(SaaS)化した「Splunk Cloud Platform」などを提供している。
(2023.9.14更新)