読み方 : こうらくいんし

交絡因子【confounding factor】confounder

別名  :交絡変数/confounding variable/潜伏変数/lurking variable

概要

交絡因子とは、2つの事象の間に相関関係が見られるとき、その両方に相関する外部の別の因子のこと。その因子を介して両者の間に生じる見かけ上の相関を「擬似相関」という。
交絡因子のイメージ画像

2つの事象AとBの傾向に相関が認められる場合、両者に因果関係があり、原因Aによって結果Bが生じている、あるいはその逆であることが疑われる。しかし、AにもBにも影響する共通の別の要因Xが存在する場合がある。このXを交絡因子という。

統計モデルにおける変数としては「交絡変数」あるいは「潜伏変数」と呼び、そのような因子が存在する状況を「交絡」という。また、XがAとBの共通の原因であり、Xを介してAとBが相関している状態を「擬似相関」という。

例えば、月ごとのリップクリームの売上と火災の発生件数に強い相関が認められたとして、リップクリームが火災の原因になったり、火災がリップクリーム購入の動機になっているのかというと、そうではなく、「季節による湿度の変動」という共通の原因によって両者に同じ傾向の変動が起こっている。このとき「湿度」が交絡因子であり、リップクリームと火災は互いに因果関係にない擬似相関となっている。

他の辞典等による「交絡因子」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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