アナリティクス【analytics】

アナリティクスとは?

データや事象の分析を行うための手法やツール、システム、基盤環境などの総体を指す概念。個別の分析活動を意味する “analysis” (アナリシス)とは異なり、分析を支える方法論や仕組み全般を表す。日本語に適切な訳語がないため、IT分野ではカタカナで表記するのが一般的である。
アナリティクスのイメージ画像

複雑な事象を構成要素に分解し、成り立ちや機序を調べることを「分析」といい、英語では “analysis” という。これは具体的な分析活動そのものを指す語であり、例えば「ビジネスアナリシス」であれば、特定の事業や業務を対象に現況を詳細に調べる活動を意味する。

これに対し、アナリティクスはそのような分析を実施するための方法論や技術体系、情報システムなどの基盤を指す。統計学や機械学習などの分析手法、データを収集・蓄積する仕組み、結果を可視化する機能、分析を支援するソフトウェアやサービスなどを含む概念である。

IT分野では、業務に関連して発生するデータを収集・蓄積し、集計や統計解析、表やグラフなどによる可視化などを通じて分析を支援するソフトウェアやサービスの名称として定着している。Webサイトの閲覧状況を記録・集計するアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」がその代表例である。

蓄積された過去のデータから現状を把握する記述的分析だけでなく、統計モデルや機械学習で将来の動向を予測する予測的分析、最適な行動を提示する処方的分析なども、アナリティクスの範疇に含まれる。「データアナリティクス」「ビジネスアナリティクス」「マーケティングアナリティクス」など、対象領域を冠した複合語として用いられる場合は、その分野における分析手法や分析基盤を意味する。

他の辞典等による「アナリティクス」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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