アナリティクス 【analytics】

概要

アナリティクス(analytics)とは、分析論、解析学などの意味を持つ英単語。個別の分析(analysis)活動ではなく、分析のための方法や手段、環境などの総体、分析の方法論やツールなどを意味する。IT分野では適当な訳語が無いため、外来語として「アナリティクス」とカナ書きするのが一般的。

複雑な事象を構成要素に分解し、成り立ちや機序を調べることを「分析」と呼び、英語では “analysis” (アナリシス)という。これは具体的な分析活動そのものを意味し、例えば「ビジネスアナリシス」であれば、ある事業や業務を対象に現況を詳細に調べることを指す。

一方、様々な分析をうための汎用的な分析手法や分析ツール、ある分野の分析に関する方法論や枠組み(フレームワーク)、分析を実施する基盤となる計算環境などの総体を「アナリティクス」(analytics)という。IT分野では、「Googleアナリティクス」のようにデータの分析をうためのソフトウェアサービスの名称の一部に用いられることが多い。

(2023.9.15更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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