ポアソン分布 【Poisson distribution】

概要

ポアソン分布(Poisson distribution)とは、統計学における代表的な確率分布の一つで、ある確率でランダムに起きる出来事が、ある期間内に起きる回数とその確率の関係を表したもの。

例えば、ある県に台風が年平均4回上陸する場合、毎年必ず4回上陸するわけではなく、全く上陸しない年もあれば3回、5回といった年もある。このとき、各々の回数になる確率の分布をポアソン分布という。この例では3回と4回をピークに前後が低くなり、0回や9回以上の確率はほとんど0に近くなる。

平均λ回起きる事象が単位時間にk回起きる確率は、自然対数の底e(ネイピア数)を用いて e λk/k! (!は階乗)というで表される。λおよびその前後が最も確率が高くなり、λから離れるに従って急激に確率は低くなる山型の分布となる。

(2023.10.3更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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