カーソルブラウズ 【caret browsing】 キャレットブラウズ
概要
カーソルブラウズ(caret browsing)とは、Webブラウザの操作モードの一つで、キーボードでページ内の要素の遷移や選択などを行うことができるようにするもの。主要なブラウザではF7キーでオン・オフを切り替えることができる。パソコンで動作するWebブラウザの標準的な操作モードでは、マウス操作やタッチ操作でページ内の要素の指定、文字列の範囲指定、リンクを開く指示などを行うが、カーソルブラウズをオンにすると、これに加えて主な操作をキーボードで行うことができるようになる。
画面上には文字入力・編集に用いられる縦棒型のカーソル(キャレット)が現れ、現在位置を指し示す。矢印キーやPageUpキー/PageDownキー、Homeキー/Endキー、Tabキーなどでカーソルを移動させることができる。ページ上の文字を編集できるわけではない。
Shiftキーを押しながらカーソルを移動すると移動範囲の文字や画像などを選択状態(反転表示)とすることができ、Ctrl+C操作などでコピーすることができる。リンク要素にカーソルを合わせてEnterキーを押すとリンク先を開いてページ遷移することができる。
Windows版やmacOS版のGoogle ChromeやMicrosoft Edge、Mozilla Firefoxなどで利用することができ、これらの製品ではキーボードのF7キーでカーソルブラウズのオン・オフをトグル切り替えすることができる。
(2023.11.7更新)