反射攻撃 【replay attack】 リプレイアタック / 再生攻撃

概要

反射攻撃(replay attack)とは、不正アクセスの手法の一つで、利用者の確認に用いられる認証データの送受信を盗聴し、得られたデータをそのまま用いてその利用者になりすます方式。

攻撃者はクライアント側からサーバ側へ送信された認証データを盗み取り、サーバへのログインを試みる。サーバから認証データの送信を要求されたら盗み取ったものをそのまま送信し、本人に成り代わってアクセスを試みる。

この攻撃の特徴はパスワードなど秘密の情報そのものの入手が必要ない点で、暗号化ハッシュ化パスワード自体が秘匿されていても、毎回同じ認証データを送信する方式の場合には攻撃者は正しく暗号化ハッシュ化された認証データを送信することができてしまう。

対策として、毎回異なるパスワードを利用するワンタイムパスワードを導入したり、サーバ側が認証の度にランダムなデータワンタイムトークン)をクライアント側へ発行し、パスワードと組み合わせてハッシュ化することで送受信するデータの内容が毎回変わるようにするなどの方法がある。

(2018.4.23更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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