ケーブルテレビ 【cable television】 CATV / Community Antenna TeleVision
概要
ケーブルテレビ(cable television)とは、共同受信アンテナや事業者の施設から加入者宅まで通信ケーブルを敷設し、有線で映像信号などの伝送を行うテレビ放送のこと。近年ではインターネット接続などを兼ねた放送・通信融合サービスとなっている。もとは、中山間地の難視聴地域や共同住宅などで共有のアンテナから各戸にケーブルを繋ぎ、これを通じてアンテナの受信した地上波テレビの信号を伝送する共同受信設備のことを意味していた。現代ではこれに加え、局舎から各加入者宅へケーブルを敷設して有料でテレビ放送を提供する専門の事業者および放送サービスのことをケーブルテレビと呼ぶことが多い。
その地域の地上波テレビ放送に加え、衛星放送(BS放送、CS放送)、各種専門チャンネル、地域情報などを扱う自社チャンネル、ラジオ放送などが提供されることが多い。一部の専門チャンネルは有料で、基本料金とは別に料金を支払って視聴する形となる。
また、付加的な映像配信サービスとして、見たい番組を選んで好きなときに視聴できる「ビデオオンデマンド」(VOD:Video On Demand)や、特定の番組を購入して視聴する「ペイパービュー」(PPV:Pay-Per-View)などを提供している事業者も多い。
局側から電波を一方的に送出する無線放送とは異なり、ケーブルを通じて双方向の通信が行えるため、これを利用してIP電話サービスやインターネット接続サービス(ケーブルインターネット)などを提供する事業者が一般的となっている。放送、電話、インターネットの3つをセットにしたサービスを「トリプルプレイ」と呼ぶ。
(2024.6.23更新)
初期のEthernet規格
名称 | ケーブル | 距離 | 配線 | 機器数 | 規格 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1BASE5 (StarLAN) | UTPカテゴリ3以上 | 250m | スター型 | IEEE 802.3e | ||
10BASE5 (Thick Ethernet) | 50Ω同軸ケーブル(直径9.5mm)*1 | 500m | バス型 | 100 | IEEE 802.3 | |
10BASE2 (Thin Ethernet) | 50Ω同軸ケーブル(直径5mm)*2 | 185m | バス型 | 30 | IEEE 802.3a | |
10BASE-T | UTPカテゴリ3以上 | 100m | スター型 | 1024 | IEEE 802.3i | |
10BASE-F | 10BASE-FL | マルチモード光ファイバー | 2km | (リピータ-端末間接続) | IEEE 802.3j | |
10BASE-FB | (リピータ間接続) | |||||
10BASE-FP | 500m | スター型 | 33 | |||
10BROAD36 | 75Ω同軸ケーブル(CATV用) | 3.6km | バス型 | IEEE 802.3b |
*1 Thickケーブル、イエローケーブルとも呼ばれる。直径は正確には0.375インチ(9.525mm)。
*2 Thinケーブルとも呼ばれる。直径は正確には0.2インチ(5.08mm)。
*2 Thinケーブルとも呼ばれる。直径は正確には0.2インチ(5.08mm)。