STB 【Set-Top Box】 セットトップボックス
概要
STB(Set-Top Box)とは、ディスプレイやテレビ、デジタルサイネージなどの画面表示装置に接続し、表示すべき映像信号を送り出す働きをする機器の総称。分野や時代によって接続先や機能が異なる。もとはテレビ受像機に繋いで衛星放送やケーブルテレビなどの放送信号を映し出せるようにする機器のことで、箱型のブラウン管テレビの筐体上面に設置するのが一般的だったため “set-top box”(上に置く箱)と呼ばれるようになった。
映像信号の中継機能のみ備えた機器は「チューナー」(tuner)とも呼ばれ、STBとの区別は曖昧だが、STBと呼ぶ場合にはインターネット接続機能(放送関連のネットサービス利用)や録画機能、DVDやBlu-ray Discの録画・再生機能、電子番組表(EPG)、ビデオオンデマンド(VOD)など、受信機能以外に何らかの付加機能や付加サービスを利用できることが多い。
インターネットの普及後には、放送波の受信機能がなく、インターネットの動画配信サービスなどに接続して映像をテレビに送出するような機器のことを指す場合もある。また、デジタルサイネージに接続して映し出す内容を送出する機器のこともSTBと呼ぶ。
(2022.9.7更新)
関連用語
他の辞典による解説 (外部サイト)
この記事を参照している文書など (外部サイト)
- 独立行政法人情報通信研究機構(NICT) 新世代ネットワーク推進フォーラム IPネットワークWG レジデンシャルICT SWG 戦略ビジョンタスクフォース「家庭生活に役立つホームネットワークの在るICT社会像の実現に向けた調査報告書」(PDFファイル)にて引用 (2011年11月)
- 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 NEDO海外レポート No.1024「EUの省エネルギー国別行動計画の第1回評価」(PDFファイル)にて引用 (2008年6月)