サイトマップ 【site map】 sitemap

概要

サイトマップ(site map)とは、Webサイト内のページ構成を一覧できるようにした案内ページ。書籍や雑誌における目次の役割を果たすページで、閲覧者がサイトのどこに何が掲載されているのかを知る重要な手がかりとなる。

小規模なサイトでは、サイト内のすべてのページのタイトルなどをコーナーの構成に従って階層構造で列挙したリストをサイトマップとすることが多い。各ページのタイトルにはそのページヘのリンクが設定され、サイトマップからすべてのページを開くことができる。大規模なサイトではすべてのページを列挙することは難しいため、各コーナーのトップページへのリンクを階層構造で示すことが多い。

Sitemaps (XMLサイトマップ)

SitemapsとはWebサイトのページの一覧であるサイトマップを記述するためのXMLベースの文書形式の規格の一つである。標準ではWebサイトの最上位階層(ドキュメントルート)に「sitemap.xml」というファイル名で配置する。

サイト内に含まれるWebページURL、最終更新日、更新頻度などを記述することができ、検索エンジンファイル取得ロボット(クローラー)などに適切なページのリストを提供することができる。XMLファイルの記法だけでなく、ファイルサイト内のどこにどんな名前で置くかまで規定されているため、こうした仕様まで含めて「Sitemapsプロトコル」と呼ばれることもある。

Sitemapsは検索エンジン大手のGoogle社Webサイトオーナー向けに提供していた「Google Sitemaps」サービスで採用していたフォーマットとほぼ同じもの。2006年11月にYahoo!社とMSNを運営するMicrosoft社がSitemapsのサポートを発表し、事実上の業界標準となった。3社が共同で運営するSitemaps.orgサイトで仕様が公開されている。

(2018.1.12更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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