読み方 : ログインアイディー

ログインID【ログイン名】login identifier

概要

ログインIDとはコンピュータシステムWebサービスなどで利用者を識別するために用いられる文字列や番号のこと。認証手続き(ログイン)時に入力する情報の一つであり、パスワード暗証番号PIN)などの秘密情報と組み合わせることで本人確認が行われる。
ログインIDのイメージ画像

利用者はサービスへの登録時にログインIDを指定するかシステムから割り当てられ、同時にパスワードなどを設定する。実際のログイン時にはIDとパスワードの双方を入力し、システム側に記録された情報と一致すれば認証完了となり、サービスの利用が許可される。ログインIDは利用者を識別するための情報であり、本人であることを証明するパスワードとは役割が異なる。

ログインIDの決定方式はサービスによって異なる。会員番号のようにシステム側が自動発行する方式、任意の文字列を利用者が自由に設定するニックネーム方式、電子メールアドレスや電話番号など本人に紐付いた既存の情報をそのまま用いる方式などがある。電子メールアドレスを採用する方式は利用者が記憶しやすく重複も生じにくいため、近年のWebサービスで広く普及している。

ログインIDはシステム内部で各利用者の情報と対応付けて管理される。同一システム内では重複しないよう管理され、利用履歴や設定情報、権限情報などはログインIDに紐付けられる。このため、利用者が表示名や登録情報を変更しても、内部的には同一の利用者として継続して識別される。ログインID自体の変更が可能か否かはシステムやサービスによって異なる。

ログインIDは秘密情報として扱われない場合が多いが、パスワードと組み合わせて認証に使われるため、推測されやすい文字列や個人情報を流用することは望ましくないとされる。また、セキュリティ強化の観点から、IDとパスワードによる認証に加えて確認コードや生体認証を組み合わせた多要素認証MFA)を導入するサービスも増えている。

ログインIDを忘失した場合、システムはアクセスを試みている利用者を識別できないためログインは不可能となる。多くのサービスでは、登録済みのメールアドレスSMSへログインIDを通知する機能を設けている。Webブラウザなどには、一度ログインしたサイトやサービスのログインIDを記憶して次回から自動入力してくれる機能もある。

(2026.6.11更新)
 
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。