プロダクトイノベーション【product innovation】製品イノベーション
概要
プロダクトイノベーションとは、既存の製品の延長線上にはない革新的、画期的な製品を生み出すこと。製品そのものの革新であり、まったく新しいカテゴリーの製品を生み出すようなレベルの革新と、既存製品に対する素材や部材、要素レベルの革新がある。

イノベーションとは革新、刷新、新機軸などの意味で、企業が大きく躍進したり他社を引き離すのに必要となる、従来の延長線上には根源的な変化のことを意味する。漸進的な改良などではなく、既存の市場秩序を破壊し、新たな市場や競争原理を創出するような不可逆な変化を伴う革新を意味する。
そのような変化をどこで起こすか(起こそうとするか)に関して大きく分けて二つのアプローチがあり、その一つがプロダクトイノベーションである。これは、顧客に提供する製品やサービス自体について、今までにないまったく新しいものや、従来品とは一線を画す優れた特性を持つものを生み出すことを意味する。
例えば、スマートフォンは従来の携帯電話に機能を追加した改良版でありながら、タッチパネル、カメラ、インターネット接続、後から追加できる豊富なアプリなど、パソコンに匹敵あるいは凌駕する情報処理機能を統合している。通話とSMSくらいしか用途がなかった旧世代の携帯電話からは考えられないような、まったく新しい使い方や市場を切り開いた革新的な製品として、プロダクトイノベーションの事例に挙げられる。
一方、イノベーションを実現するもう一つの有力なアプローチとして、製品を製造したりサービスを提供する工程・過程(プロセス)を根本的に刷新することでコストや品質を飛躍的に改善する「プロセスイノベーション」(process innovation)がある。20世紀初頭に、当時「一品物」の高級品だった自動車の大量生産手法を確立し、量産効果で低価格自動車の大衆市場を築いた米フォード社の事例などが該当する。
(2026.4.16更新)