ASSY 【assembly】

概要

ASSY(assembly)とは、機械を構成する部品・部材の種類を表す用語の一つで、複数の部品を組み合わせて構築されたひとまとまりの部品。完成品を組み立てる際の構成単位となるような、それ自体が一つの機能や役割を担う複雑な部品のことを指す。

コンピュータや自動車などの構成部品が多く複雑な構造の機械では、修理の際の部品交換を個別の部材や部品ごとではなくASSY単位でなうことが多い。機器の製造や修理の際にASSY単位で交換や組み立て、組み付けをう作業や業務を「ASSY作業」のように呼ぶこともある。

ASSY単位の修理の場合、損傷箇所がわずかな場合でも大きな装置単位で丸ごと交換することになるため、交換部品のコスト自体は割高になるが、装置の分解や再組み立てなどの手間、損傷の見落としなどのリスクを低減することができ、効率や速さ、確実さで優れている。

類義語にセットset)、ユニットunit)、コンポーネントcomponent)、モジュールmodule)などがある。分野によっては「FRU」(Field-Replacable Unit:現場交換可能ユニット)と呼ぶこともある。

(2020.3.21更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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