PDPC 【Process Decision Program Chart】
概要
PDPC(Process Decision Program Chart)とは、計画を図示する作図法の一つで、事態の発生から終息まで、状況の推移や打つべき対策を連結したもの。スタートやゴールは二重線の長丸(あるいは角丸の矩形)で表し、時間経過や因果に従って上から下へ、あるいは左から右へ要素を矢線で結んでいく。状態や状況は(一重線の)長丸で、実施する方策は長方形で、条件分岐(事前に結果が不確定な不測事態)は菱形で表す。時間経過を伴わない変化や推移は点線で繋ぐ。
作図の目的に応じて、単一の目的に向かって収束していくように状況を繋げていくものを「強制連結型」、事態の推移について様々な可能性を想定し、図が次々に枝分かれしていくものを「逐次展開型」という。
1968年に東京大学工学部の近藤次郎教授が考案した作図法で、主に製造業の品質改善活動(QC)における問題解決の方法論である「QC七つ道具」の一つとして産業界で普及した。
(2020.9.3更新)