TQC 【Total Quality Control】 全社的品質管理 / 統合的品質管理

概要

TQC(Total Quality Control)とは、企業などが製品の品質向上や品質水準の維持・管理をうためのQC(品質管理)活動を、製造部門だけでなく全社的に取り組むようにしたもの。

QCは製品の質について何らかの基準や要件を定義し、これを満たすためにわれる組織的な活動を意味する。主に製造業でわれ、設備や人員、原料などを適切に管理する「工程管理」、計測や検査で不良がないことを確かめる「品質検証」、製造工程の改善をう「品質改善」などの活動で構成される。

TQCはこの活動を企画、開発設計、購買、営業、物流、マーケティング、アフターサービスなど製造以外に製品に関わる部門や業務、さらには財務、人事などの間接部門にも広め、全社的に品質の管理、改善に取り組むことを指す。

QCの活動はQCサークル活動など現場の自主的な取り組みが主体となるが、TQCの概念を発展させ、現場主導のボトムアップの活動だけでなく、経営管理の一環としてトップダウンで取り組むようにすることを「TQM」(Total Quality Management)という。

(2023.10.15更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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