5.1chサラウンド 【5.1チャンネル】

概要

5.1chサラウンド(5.1チャンネル)とは、音声の出力システムの構成の一つで、聴取者を取り巻くように前後左右にそれぞれ異なる音声を発する6つのスピーカーを配置したもの。

聴取者の正面、右前方、左前方、右後方、左後方、低音出力用サブウーファースピーカー(通常は正面に配置)の6つのスピーカーを配置し、映像中でそれぞれの方向から聞こえる音を発する。サブウーファーは重低音の出力に特化しているため、「0.1チャンネル」分としてカウントされている。

映画館で臨場感のある音響効果を得るために開発されたもので、ホームシアターシステムやハイエンドオーディオなどでも利用される。各チャンネルにそれぞれ別のスピーカー製品を用いることもできるが、できれば5.1チャンネル用に開発されたセットを用いるのが望ましいとされる。

DVDBlu-ray Discなどの映像ソフトデジタル放送などでもこれに対応した音声記録・配信形式を用いているものがあり、対応機器で再生すれば臨場感のある立体音響を体感できる。出力環境がステレオスピーカーやイヤホンなどの場合には音声が適宜統合されて出力される。

6.1chサラウンド (6.1チャンネル)

音声の出力システムの構成の一つで、聴取者を取り巻くように前後左右にそれぞれ異なる音声を発する7つのスピーカーを配置したもの。

5.1chサラウンドと同じ構成の6つのスピーカーに加えて、5.1chには存在しない後方正面を加えて計7つのスピーカーを配置し、映像中でそれぞれの方向から聞こえる音を発する。映画館やホームシアターシステムで採用例があり、Blu-ray Discなどで6.1チャンネル形式の音声を記録できる。

(2022.7.28更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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