半角記号

概要

半角記号とは、コンピュータが扱う文字の分類の一つで、(等幅フォントで表示・印刷した際に)幅が高さの半分の縦長の長方形の領域に収まる形の記号文字のこと。

いわゆる半角文字として規定されている「!」「?」「+」「-」などの記号文字のことで、すべてについて対応する全角記号(正方形に近い字形)が規定されている。同じ記号でも半角文字全角文字システム上は別の文字として区別される。

半角文字は歴史的に欧米の文字コード体系ASCIIコードなど)に由来する文字種で、半角記号以外にも「A」「a」のような半角アルファベット、「0」~「9」の半角数字、日本で独自に追加された半角カナ(半角字形のカタカナ)がある。

一般的なキーボードでは、数字と共通のものはShiftキーを押しながら打鍵すると入力でき、記号のみのキーはただ打鍵すれば下段に刻印された記号(「@」など)が、Shiftキーと共に打鍵すれば上段に刻印された記号(「`」など)が入力される。

なお、円マーク「¥」とバックスラッシュ「\」の半角文字は、文字コード上は同じ番号(92番)が割り当てられており、日本語対応システムフォントでは円マークが、欧米のシステムフォントではバックスラッシュが表示される。いずれか、あるいは両方を並べて確実に表示させる方法は存在しない。

(2023.12.19更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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