OpenSSH

概要

OpenSSHとは、主にUNIXコンピュータ間の安全な遠隔操作に用いられるSSH(secure shell)のオープンソース実装の一つ。

SSHUNIX系OSシェルネットワークを通じて離れたコンピュータから操作できるようにするソフトウェアおよび通信規約プロトコル)で、認証を含めた通信の全体を暗号化する仕組みを持ち、遠隔間で安全に操作をうことができる。

OpenSSHはSSHプロトコル実装したソフトウェアの一つで、操作を受け付けるSSHサーバsshd)と、対話的な操作環境を提供するSSHクライアントの両方を提供する。SSHプロトコルの仕様には互換性のないバージョン1系統と2系統があるが、OpenSSHは両方に対応する(SSH1は脆弱性が見つかっておりデフォルトでは無効に設定)。

フリーのUNIX互換OS開発するOpenBSDプロジェクト開発し、BSDライセンスに基づいてオープンソースソフトウェアとして配布している。OpenBSDだけでなくLinuxなど各種のUNIX系OSに対応している。SSH社公式の製品版を除けば最も広く知られたSSH対応ソフトウェアとなっている。

(2020.9.13更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる