読み方 : かぎちょう

鍵長【key length】key size

概要

鍵長とは、暗号化に用いる暗号鍵データ量のこと。一般的には鍵データビット列として表したときの桁数(ビット数)で表す。
鍵長のイメージ画像

同じ暗号アルゴリズムならば鍵が長いほど解読が困難になるが、暗号化復号に必要な計算量は増える。現代では実用上は概ね64ビット(8バイト)から256ビット(32バイト)程度までのことが多いが、簡易な用途ではこれより短い場合もあり、高度な安全を要する用途ではもっと長い場合もある。

暗号アルゴリズムによって鍵長があらかじめ固定的に決まっている場合と、いくつかの鍵長の中から選択することができる場合がある。同じ鍵長でも使用する暗号アルゴリズムによって安全性に違いがあると言われており、例えば楕円曲線暗号RSA暗号に比べ短い鍵長で同等の安全性を実現できるとされる。

(2022.8.1更新)

他の用語辞典による「鍵長」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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