Blowfish
暗号化と復号に同じ暗号鍵を用いる共通鍵暗号(秘密鍵暗号)で、鍵長は32ビットから448ビットまでの可変長となっている。平文を64ビット単位で暗号文に変換するブロック暗号である。シュナイアー氏は特許を取得しなかったためライセンスフリーで誰も自由に使用でき、フリーソフトウェアなどに組み込まれて広く利用されている。
Twofish
1998年に発表された、Blowfishの改良版となる共通鍵暗号。Blowfishを開発したシュナイアー氏らの研究チームにより考案された。
鍵長は128、192、256ビットの3種類で、128ビットのブロックごとに暗号化を行う。高速な暗号化/復号が特徴。Blowfish同様に特許は取得されておらず、ライセンス料などは不要で誰でも自由に使うことができる。
米国商務省標準技術局(NIST)の新世代暗号標準「AES」の候補として提案され、最終候補まで残ったものの、AES規格にはベルギーの研究者らが考案した別の方式(Rijndael)が採用され、惜しくも標準の座は逃した。
(2022.6.11更新)