Blowfish

概要

Blowfishとは、1993年にアメリカの暗号研究者、ブルース・シュナイアー(Bruce Schneier)氏が考案した共通鍵(秘密鍵)暗号方式

暗号化復号に同じ暗号鍵を用いる共通鍵暗号秘密鍵暗号)で、鍵長32ビットから448ビットまでの可変長となっている。平文64ビット単位で暗号文に変換するブロック暗号である。シュナイアー氏は特許を取得しなかったためライセンスフリーで誰も自由に使用でき、フリーソフトウェアなどに組み込まれて広く利用されている。

Twofish

1998年に発表された、Blowfishの改良版となる共通鍵暗号。Blowfishを開発したシュナイアー氏らの研究チームにより考案された。

鍵長は128、192、256ビットの3種類で、128ビットブロックごとに暗号化う。高速な暗号化/復号が特徴。Blowfish同様に特許は取得されておらず、ライセンス料などは不要で誰でも自由に使うことができる。

米国商務省標準技術局(NIST)の新世代暗号標準「AES」の候補として提案され、最終候補まで残ったものの、AES規格にはベルギーの研究者らが考案した別の方式(Rijndael)が採用され、惜しくも標準の座は逃した。

(2022.6.11更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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