AES128 【128ビットAES】 AES-128
AES(Advanced Encryption Standard)は暗号化と復号に同じ暗号鍵を用いる共通鍵暗号(秘密鍵暗号)の一つで、2000年に米国立標準技術研究所(NIST)が米連邦政府標準の暗号方式として標準化した。
AESでは暗号化に用いる秘密の情報である暗号鍵として128ビット、192ビット、256ビットのデータを用いることができる。鍵長が長いほど暗号強度が高いが、暗号化や復号にはより多くの計算が必要となり、処理速度は低下する。
AES128は128ビットの暗号鍵を用いる方式で、AES規格の中で最も鍵長が短く高速に暗号化・復号処理を行うことができる方式である。現在のところはAESに対する実用的、効率的な攻撃手法は見出されていないため、128ビット鍵でも十分な安全性が確保でき、最も広く普及している方式である。身近な例ではSSL/TLSやZip圧縮ファイルなどがAES128暗号化に対応している。
(2023.6.5更新)