環境構築【environment setup】

概要

環境構築(environment setup)とは、あるシステムソフトウェア実行環境開発環境を整えること。機材や回線ソフトウェアなど動作に必要な要素を手配・導入し、利用者が実際に使用可能な状態に全体を整える作業を指す。

ある機器やソフトウェアシステムにとって、それが導入されるコンピュータハードウェアの構成や設定、オペレーティングシステムOS)などソフトウェアの構成や設定、および、それら全体の組み合わせのことを「環境」(environment)という。システムの稼働に必要な環境は「実行環境」(operating environment)、開発に必要な環境は「開発環境」(development environment)とも呼ばれる。

これらの環境を整える作業や業務を環境構築という。必要な要素によって具体的な作業は異なるが、機材の調達や設置、ネットワークなどの配線、OSや必要なソフトウェアの導入(インストール)や設定などが必要となる。ソフトウェア開発環境構築の場合は統合開発環境IDEIntegrated Development Environment)や開発ツールの導入、対象システム開発に必要なSDKSoftware Development Kitソフトウェア開発キット)の導入などが必要になることが多い。

(2019.3.4更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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