Accept-Encoding
HTTPはWebサーバとWebクライアント(Webブラウザなど)の間でデータの伝送を行なう通信規約(プロトコル)の一つで、通信の制御情報を前半部のHTTPヘッダに記述し、後半のHTTPボディが伝送内容の本体を表す。ヘッダは改行区切りのテキスト(文字)形式で「項目名: 値(改行)」という記法で設定を列挙する。
Accept-Encodingはヘッダでクライアントからサーバに送信するHTTPリクエストに記載されるヘッダ項目の一つで、ボディ部に積載するデータを圧縮する際に、どの形式であれば展開できるかをサーバに伝達できる。サーバは対応可能な形式があればその方式で圧縮してから送信し、なければ無圧縮で送る。
圧縮形式は「gzip」(UNIX系のgzipコマンドの形式)、「compress」(UNIX系のcompressコマンドの形式)、「deflate」(zlibのDeflateアルゴリズム)、「br」(Brotliアルゴリズム)から選択でき、無圧縮がいい場合は「identity」、任意の形式で構わない場合は「*」と記述する。
「deflate,gzip」のように複数の候補を記載したり、「defalate,gzip;q=0.9;」のように「q」で選択肢の優先度を指定することもできる。q値を0に指定することで、その圧縮形式には対応していないと伝達することもできる。
(2023.1.20更新)