image/jpeg

概要

image/jpegとは、電子メールの本文や添付ファイル、またHTTP通信でファイルの種別を表すのに用いられるMIMEタイプ(メディアタイプ)の一つで、JPEG画像を意味するもの。ファイルの場合は拡張子「.jpg」を表すことが多い。

メールに様々な種類のデータを混載できる「MIME」(Multipurpose Internet Mail Extensions)規格では、「タイプ名/サブタイプ名」という形式の「MIMEタイプ」と呼ばれる符号でデータ形式を識別する。HTTPでもWebサーバとWebブラウザ間でデータをやり取りする際、送信側がHTTPヘッダの「Content-Type:」フィールドにタイプを記述する。

「image/jpeg」はタイプが画像データを意味する「image」、サブタイプがJPEG形式を意味する「jpeg」のMIMEタイプである。JPEG画像の標準ファイル形式であるJFIF形式であることを意味し、ファイル名の拡張子としては「.jpg」あるいは「.jpeg」がよく用いられる。

JPEG形式はフルカラーの画像を劣化を許容する代わりに高い効率で圧縮できる静止画像形式で、写真などの保存や伝送に適している。サーバ上で動的に生成して送信されるデータなど、受け手がファイル拡張子を確認できない場合でも、メディアタイプに「image/jpeg」が指定されていれば、それがJPEG形式であると伝達することができる。

(2023.7.25更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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