200 OK 【HTTP 200】

概要

200 OK(HTTP 200)とは、WebサーバからWebブラウザなどのクライアントへ送られるHTTPステータスコードの一つで、要求が成功したことを示すもの。

WebサーバとWebブラウザなどのクライアントの間ではHTTPHypertext Transfer Protocol)という通信規約(プロトコル)でデータ伝送を行っている。クライアントからの要求(リクエスト)に対してサーバは応答(レスポンス)を返すが、その際に現在の状態を示すHTTPステータスコードを通知する。

ステータスコードの200番台は「成功」(Success)関連の用途に割り当てられており、200番は「OK」、すなわち要求がサーバに受け入れられたことを示す。GETメソッドの場合は要求した資源(ファイルなど)が返送されたことを意味し、ボディ部にコンテンツが搭載されている。

同じ「成功」でも具体的な動作はリクエストメソッドの種類によって変わり、HEADメソッドであればヘッダ部の返送、TRACEメソッドであれば要求内容の返送(鸚鵡返し)が行われる。また、POSTメソッドPUTメソッドDELETEメソッドなどサーバ上の資源の変更を伴う要求では、「200 OK」ではなく「201 Created」(資源の作成に成功)や「204 No Content」(要求は成功したがページ遷移は不要)など200番台の別のコードが返される場合もある。

(2023.6.13更新)

HTTPステータスコード一覧

*1 302はHTTP/1.0では「Moved Temporarily」だった。
*2 413はHTTP/1.1では「Request Entity Too Long」、RFC 7231では「Payload Too Long」だった。
*3 414はHTTP/1.1では「Request-URI Too Long」だった。
*4 416はHTTP/1.1では「Requested Range Not Satisfiable」だった。
*5 418は1998年エイプリルフールのジョークRFC 2324で「I'm a teapot」として定義されていた。