HTTPリクエストボディ 【HTTP request body】

概要

HTTPリクエストボディ(HTTP request body)とは、Webコンテンツの伝送に用いられるHTTPで、クライアントからサーバへの要求であるHTTPリクエストの後半にある伝送データ本体を格納した領域のこと。通常は空で何も記載されていないことが多い。

HTTPでは原則的に、クライアントサーバへ要求(HTTPリクエスト)を送り、これに応じてサーバクライアントへ応答(HTTPレスポンス)を返すという形でデータのやり取りがわれる。

リクエストは1行目がスタートライン、続く前半部分が制御情報を記したヘッダ部、後半部分が伝送するデータ本体であるボディ部となっている。単純にサーバへ資源を要求するGETメソッドリクエストなどではボディ部は空であり、ヘッダ部のみで送信される。

HTTPリクエストボディにデータが搭載されるのはクライアントからサーバへまとまったデータを送信したいときで、HTMLフォームの記載内容をPOSTメソッドサーバは申告したり、POSTメソッドPUTメソッドなどでファイルアップロードする際などに用いられる。

HTTPリクエストボディが空でない場合、クライアントからサーバへ送信データ情報を伝達するため、「Content-Type:ヘッダファイル形式データ形式をMIMEタイプメディアタイプ)で、「Content-Length:ヘッダでボディ部のデータ長バイト単位で記載する。フォームデータファイルが混在する場合や、複数のファイルを送信する場合は「MIMEマルチパート」の仕様に従ってデータを連結する。

(2024.7.4更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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