HTTPリクエストボディ 【HTTP request body】
概要
HTTPリクエストボディ(HTTP request body)とは、Webコンテンツの伝送に用いられるHTTPで、クライアントからサーバへの要求であるHTTPリクエストの後半にある伝送データ本体を格納した領域のこと。通常は空で何も記載されていないことが多い。HTTPでは原則的に、クライアントがサーバへ要求(HTTPリクエスト)を送り、これに応じてサーバがクライアントへ応答(HTTPレスポンス)を返すという形でデータのやり取りが行われる。
リクエストは1行目がスタートライン、続く前半部分が制御情報を記したヘッダ部、後半部分が伝送するデータ本体であるボディ部となっている。単純にサーバへ資源を要求するGETメソッドのリクエストなどではボディ部は空であり、ヘッダ部のみで送信される。
HTTPリクエストボディにデータが搭載されるのはクライアントからサーバへまとまったデータを送信したいときで、HTMLフォームの記載内容をPOSTメソッドでサーバは申告したり、POSTメソッドやPUTメソッドなどでファイルをアップロードする際などに用いられる。
HTTPリクエストボディが空でない場合、クライアントからサーバへ送信データの情報を伝達するため、「Content-Type:」ヘッダにファイル形式やデータ形式をMIMEタイプ(メディアタイプ)で、「Content-Length:」ヘッダでボディ部のデータ長をバイト単位で記載する。フォームデータとファイルが混在する場合や、複数のファイルを送信する場合は「MIMEマルチパート」の仕様に従ってデータを連結する。
(2024.7.4更新)