application/xml 【text/xml】
概要
application/xml(text/xml)とは、電子メールの本文や添付ファイル、またHTTP通信でファイルの種別を表すのに用いられるMIMEタイプ(メディアタイプ)の一つで、XML形式のテキストデータを意味するもの。ファイルの場合は拡張子を「.xml」とすることが多い。メールに様々な種類のデータを混載できる「MIME」(Multipurpose Internet Mail Extensions)規格では、「タイプ名/サブタイプ名」という形式の「MIMEタイプ」と呼ばれる符号でデータ形式を識別する。HTTPでもWebサーバとWebブラウザ間でデータをやり取りする際、送信側がHTTPヘッダの「Content-Type:」フィールドにタイプを記述する。
XMLはHTMLのようなマークアップ言語の一種で、様々な種類のデータを記述することができる汎用的な言語である。テキストデータの一種であるためメディアタイプとして「text/xml」が使われるが、XML自体が画像や音声といった特定の種類の形式を表すわけではないため「application/xml」も使われる。いずれもRFC 7303として標準化されており、どちらを使っても良いとされる。
XMLには特定の種類のデータを記述するための応用言語が多数あり、それぞれ異なるメディアタイプを用いるが、XMLベースであることを示すため、サブタイプの末尾に「+xml」を追加することになっている。例えば、XMLベースのHTML規格であるXHTMLは「application/xhtml+xml」、ベクター画像を記述できるSVG(Scalable Vector Graphics)は「image/svg+xml」、数式を記述するMathMLは「application/mathml+xml」といった具合である。
(2023.7.25更新)