application/json
概要
application/jsonとは、電子メールの本文や添付ファイル、またHTTP通信でファイルの種別を表すのに用いられるMIMEタイプ(メディアタイプ)の一つで、JSON形式のテキストデータを意味するもの。ファイルの場合は拡張子を「.json」あるいは「.js」とすることが多い。メールに様々な種類のデータを混載できる「MIME」(Multipurpose Internet Mail Extensions)規格では、「タイプ名/サブタイプ名」という形式の「MIMEタイプ」と呼ばれる符号でデータ形式を識別する。HTTPでもWebサーバとWebブラウザ間でデータをやり取りする際、送信側がHTTPヘッダの「Content-Type:」フィールドにタイプを記述する。
「application/json」はタイプが他のタイプに含まれない「その他」を意味する「application」、サブタイプがJSON形式を意味する「json」のMIMEタイプである。JSON(JavaScript Object Natation)はプログラミング言語のJavaScriptのオブジェクト定義の記法を用いて構造的なデータを記述したテキストデータで、設定ファイルなどの記述などによく用いられる。
MIMEタイプにはテキストデータ用の「text」タイプがあり、application/jsonが標準化される前は「text/x-json」を用いることが多かったが、IANAは「application/json」を公式のメディアタイプとして採用した。なお、JavaScriptコードとして実行されることを企図したJSONP(JSON with Padding)形式の場合はJavaScriptのメディアタイプである「text/javascript」を用いるべきとされる。
(2023.7.25更新)