400エラー 【HTTP 400 Bad Request】

概要

400エラー(HTTP 400 Bad Request)とは、Webサーバで起きるエラーの種類の一つで、クライアントの要求に何らかの誤りや問題があり処理を完了できなかったことを示すもの。

WebサーバとWebブラウザなどのクライアントの間ではHTTPHypertext Transfer Protocol)という通信規約(プロトコル)でデータ伝送を行っている。クライアントからの要求(リクエスト)に対してサーバは応答(レスポンス)を返すが、その際に現在の状態を示すHTTPステータスコードを通知する。

ステータスコードの400番台は要求に応じられなかったエラーを表しており、400番のエラーメッセージは “Bad Request” (誤った要求)である。クライアントが送信したリクエストの形式などに誤りがあり処理に失敗したことを表す。

例えば、URLのパス(ディレクトリ名やファイル名)、クエリ文字列URLの?以降の部分)などに仕様外の書式や文字種が含まれ正しく解釈できなかったり、Webブラウザに保存されたCookieキャッシュファイルが破損している場合などにこのエラーが発生する。

(2022.1.14更新)

HTTPステータスコード一覧

*1 302はHTTP/1.0では「Moved Temporarily」だった。
*2 413はHTTP/1.1では「Request Entity Too Long」、RFC 7231では「Payload Too Long」だった。
*3 414はHTTP/1.1では「Request-URI Too Long」だった。
*4 416はHTTP/1.1では「Requested Range Not Satisfiable」だった。
*5 418は1998年エイプリルフールのジョークRFC 2324で「I'm a teapot」として定義されていた。