HEADメソッド 【HEAD method】 HTTP HEAD / HEADリクエスト
概要
HEADメソッド(HEAD method)とは、HTTP通信でクライアント(Webブラウザなど)からWebサーバへ送るリクエストの種類の一つで、当該資源のヘッダのみを送るよう要求するもの。データ本体(ボディ部)は受け取りたくない旨を伝える。HTTPでは送受信するメッセージのうち、先頭部分が制御情報や送信するデータについての情報を記したヘッダ部(HTTPヘッダ)となっており、後半部分が伝送したいファイルの内容などのボディ部(HTTPリクエストボディ/HTTPレスポンスボディ)となっている。
クライアントがサーバに対してGETメソッドやPOSTメソッドで資源を要求すると、ヘッダ部とボディ部をひと繋がりにして続けて送られてくるが、何らかの理由でヘッダ情報のみが欲しい場合には、HEADメソッドでリクエストすることがでサーバからヘッダのみが送られてくる。
クライアントが対象ファイルのデータ形式や容量を確かめたり、最終更新日時を取得して前回取得してから更新されたかどうかを知りたい場合に用いられる。このような目的のために毎回ボディ部を送信するのに比べれば回線資源の節約になるが、だからといって多数のクライアントからあまり頻繁にHEADメソッドが送られてくるとサーバの処理能力に対して大きな負荷となる場合がある。
(2022.4.15更新)