読み方 : よんいちさんエラー

413エラー【HTTP 413 Content Too Large】Payload Too LargeRequest Entity Too Long

概要

413エラーとは、WebサーバWebブラウザなどのクライアントに通知するエラーメッセージの一つで、リクエストの本文が長すぎてサーバが処理できないことを表すもの。

HTTPステータスコードとは

WebサーバWebクライアントの間では「HTTP」(Hypertext Transfer Protocol)という通信規約プロトコル)でデータ伝送を行っている。クライアントからの要求(リクエスト)に対してサーバは応答(レスポンス)を返すが、その際に現在の状態を示す「HTTPステータスコード」を通知する。

ステータスコードは3桁の番号と簡易なメッセージで表される。番号の最上位桁は分類、下2桁は識別番号である。100番台は「情報」(Informational)、200番台は「成功」(Success)、300番台は「転送」(Redirection)、400番台は「クライアントエラー」(Client Error)、500番台は「サーバエラー」(Server Error)を表している。

413 Payload Too Largeとは

413番はクライアントに起因するエラーの一つで、メッセージは “Payload Too Large” (ペイロードが大きすぎる)である。以前は “Request Entity Too Large” (要求の実体が大きすぎる)だったが変更された。クライアントから送られてきたリクエストのボディ部が長すぎてサーバが処理できる上限を上回っていることを示す。

HTTPリクエストボディクライアントからサーバへ送るデータの本体で、GETメソッドでページ取得を要求する場合などには空だが、POSTメソッドでフォームの内容を送信したり、POSTメソッドPUTメソッドファイルアップロードする場合などには送信データの本体が搭載される。クライアントが送ったデータが大きすぎてサーバが処理できない場合に413エラーが返される。

(2025.8.20更新)

HTTPステータスコード一覧

*1 302はHTTP/1.0では「Moved Temporarily」だった。
*2 413はHTTP/1.1では「Request Entity Too Long」、RFC 7231では「Payload Too Long」だった。
*3 414はHTTP/1.1では「Request-URI Too Long」だった。
*4 416はHTTP/1.1では「Requested Range Not Satisfiable」だった。
*5 418は1998年エイプリルフールのジョークRFC 2324で「I'm a teapot」として定義されていた。

他の用語辞典による「413エラー」の解説 (外部サイト)