404エラー 【HTTP 404 Not Found】

概要

404エラー(HTTP 404 Not Found)とは、Webサーバで起きるエラーの種類の一つで、要求されたファイルやディレクトリが存在しないことを示すもの。

WebサーバとWebブラウザなどのクライアントの間ではHTTPHypertext Transfer Protocol)という通信規約(プロトコル)でデータ伝送を行っている。クライアントからの要求(リクエスト)に対してサーバは応答(レスポンス)を返すが、その際に現在の状態を示すHTTPステータスコードを通知する。

ステータスコードの400番台は要求に応じられなかったエラーを表しており、404番のエラーメッセージは “Not Found” (見つからなかった)である。クライアントがURLとして要求した資源(ファイルなど)の位置には何も存在しないことを表している。

例えば、他のページにリンク先として記載されたファイル名やディレクトリ名などに誤りがあり、間違った位置を指し示している場合や、過去に存在したページなどが削除されて現在はその場所に無い場合に404エラーが返される。別のURLに移動した場合は、移転を意味する300番台のコードを返して利用者を新しい位置を案内するようサーバを設定するのが望ましいとされる。

(2021.11.24更新)

HTTPステータスコード一覧

*1 302はHTTP/1.0では「Moved Temporarily」だった。
*2 413はHTTP/1.1では「Request Entity Too Long」、RFC 7231では「Payload Too Long」だった。
*3 414はHTTP/1.1では「Request-URI Too Long」だった。
*4 416はHTTP/1.1では「Requested Range Not Satisfiable」だった。
*5 418は1998年エイプリルフールのジョークRFC 2324で「I'm a teapot」として定義されていた。