読み方 : よんいちよんエラー

414エラー 【HTTP 414 URI Too Long】

概要

414エラー(HTTP 414 URI Too Long)とは、WebサーバがWebブラウザなどのクライアントに通知するエラーメッセージの一つで、クライアントが送ったURL(URI)が長すぎてサーバが処理できないことを表すもの。URLパラメータが長すぎる場合などに生じることがある。

HTTPステータスコードとは

WebサーバとWebクライアントの間では「HTTP」(Hypertext Transfer Protocol)という通信規約(プロトコル)でデータ伝送を行っている。クライアントからの要求(リクエスト)に対してサーバは応答(レスポンス)を返すが、その際に現在の状態を示す「HTTPステータスコード」を通知する。

ステータスコードは3桁の番号と簡易なメッセージで表される。番号の最上位桁は分類、下2桁は識別番号である。100番台は「情報」(Informational)、200番台は「成功」(Success)、300番台は「転送」(Redirection)、400番台は「クライアントエラー」(Client Error)、500番台は「サーバエラー」(Server Error)を表している。

414 URI Too Longとは

414番はクライアントに起因するエラーの一つで、メッセージは “URI Too Long” (URIが長すぎる)である。以前は “Request-URI Too Long”(リクエストのURIが長すぎる)だったが変更された。意味はいずれも同じで、クライアントがサーバに要求したURLが長すぎて処理できない状況を表す。

HTTPでは資源の所在を指し示すのに「https://exemple.jp/index.html」といった形式の「URL」(Uniform Resource Locator)という記法(厳密にはURI記法の一部)を用いる。GETメソッドではURLの末尾に「?op=search&word=http%20errors」といった形式でパラメータを追加することができるが、要素が過剰に多かったり名前や値が長すぎるとURL全体の長さがサーバが受け入れ可能な上限を超えてしまい414エラーが生じる。

(2025.8.20更新)

HTTPステータスコード一覧

*1 302はHTTP/1.0では「Moved Temporarily」だった。
*2 413はHTTP/1.1では「Request Entity Too Long」、RFC 7231では「Payload Too Long」だった。
*3 414はHTTP/1.1では「Request-URI Too Long」だった。
*4 416はHTTP/1.1では「Requested Range Not Satisfiable」だった。
*5 418は1998年エイプリルフールのジョークRFC 2324で「I'm a teapot」として定義されていた。

他の用語辞典による「414エラー」の解説 (外部サイト)