414エラー 【HTTP 414 URI Too Long】
概要
414エラー(HTTP 414 URI Too Long)とは、Webサーバで起きるエラーの種類の一つで、クライアントが送ったURL(URI)が長すぎてサーバが処理できないことを表すもの。URLパラメータが長すぎる場合などに生じることがある。WebサーバとWebブラウザなどのクライアントの間ではHTTP(Hypertext Transfer Protocol)という通信規約(プロトコル)でデータ伝送を行っている。クライアントからの要求(リクエスト)に対してサーバは応答(レスポンス)を返すが、その際に現在の状態を示すHTTPステータスコードを通知する。
ステータスコードの400番台はクライアントに起因するエラーを表しており、414番のエラーメッセージは “URI Too Long” (URIが長すぎる)である。以前は “Request-URI Too Long”(リクエストのURIが長すぎる)だった。意味はいずれも同じで、クライアントがサーバに要求したURLが長すぎて処理できない状況を表す。
HTTPでは資源の所在を指し示すのに「https://exemple.jp/index.html」といった形式の「URL」(Uniform Resource Locator)という記法(厳密にはURI記法の一部)を用いる。GETメソッドではURLの末尾に「?op=search&word=http%20errors」といった形式でパラメータを追加することができるが、要素が過剰に多かったり名前や値が長すぎるとURL全体の長さがサーバが受け入れ可能な上限を超えてしまい414エラーが生じる。
(2024.8.23更新)