407エラー 【HTTP 407 Proxy Authentication Required】
概要
407エラー(HTTP 407 Proxy Authentication Required)とは、Webサーバへのアクセス時に起きるエラーの種類の一つで、サーバとの中間で通信を中継するプロキシが認証を要求するもの。WebサーバとWebブラウザなどのクライアントの間ではHTTP(Hypertext Transfer Protocol)という通信規約(プロトコル)でデータ伝送を行っている。クライアントからの要求(リクエスト)に対してサーバは応答(レスポンス)を返すが、その際に現在の状態を示すHTTPステータスコードを通知する。
ステータスコードの400番台はクライアントに起因するエラーを表しており、407番のエラーメッセージは “Proxy Authentication Required” (プロキシ認証が必要)である。サーバはこの応答を送る際には認証に必要な情報をProxy-Authenticationヘッダでクライアントに案内することになっている。
目的のサーバまでの途中にプロキシがあり、ログインしなければ利用できない場合に用いられる。クライアントは利用者に認証情報を要求し、サーバの案内に従ってプロキシにHTTP認証を要求する。利用者を制限するプロキシは組織内ネットワークで用いることが多いが、その場合はアクセス制限や認証のメカニズムはHTTPとは別に用意することが多いため、407エラーが返される状況はあまり多くない。
(2024.8.23更新)