205 Reset Content 【HTTP 205】

概要

205 Reset Content(HTTP 205)とは、WebサーバからWebブラウザなどのクライアントへ送られるHTTPステータスコードの一つで、要求の作成に用いられた入力フォームなどの初期化を促すもの。

WebサーバWebブラウザなどのクライアントの間ではHTTPHypertext Transfer Protocol)という通信規約プロトコル)でデータ伝送を行っている。クライアントからの要求(リクエスト)に対してサーバは応答(レスポンス)を返すが、その際に現在の状態を示すHTTPステータスコードを通知する。

ステータスコード200番台は「成功」(Success)関連の用途に割り当てられており、205番は「Reset Content」、すなわち、クライアントからの要求は成功したので、要求の入力に用いられたページ上のユーザーインターフェースなどを初期状態に戻すように通知する。

Webアプリケーションなどで項目の新規作成などの入力画面を作成する場合、サーバに内容を送信した後も画面上に入力内容が残ってしまうと、次の項目の入力が面倒になったり、誤って同じ内容を重複して送信してしまうことがあるため、サーバが205応答で成功を通知してきたら画面を初期化する。

(2024.8.23更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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