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205 Reset Content 【HTTP 205】

概要

205 Reset Content(HTTP 205)とは、WebサーバがWebブラウザなどのクライアントへ送る通知の一つで、要求の作成に用いられた入力フォームなどの初期化を促すもの。

HTTPステータスコードとは

WebサーバとWebクライアントの間では「HTTP」(Hypertext Transfer Protocol)という通信規約(プロトコル)でデータ伝送を行っている。クライアントからの要求(リクエスト)に対してサーバは応答(レスポンス)を返すが、その際に現在の状態を示す「HTTPステータスコード」を通知する。

ステータスコードは3桁の番号と簡易なメッセージで表される。番号の最上位桁は分類、下2桁は識別番号である。100番台は「情報」(Informational)、200番台は「成功」(Success)、300番台は「転送」(Redirection)、400番台は「クライアントエラー」(Client Error)、500番台は「サーバエラー」(Server Error)を表している。

205 Reset Contentとは

205番は成功通知の一つで、メッセージは “Reset Content” (表示内容のリセット)である。クライアントからの要求は成功したので、要求の入力に用いられたページ上のユーザーインターフェースなどを初期状態に戻すように通知する。

Webアプリケーションなどで項目の新規作成などの入力画面を作成する場合、サーバに内容を送信した後も画面上に入力内容が残ってしまうと、次の項目の入力が面倒になったり、誤って同じ内容を重複して送信してしまうことがあるため、サーバが205応答で成功を通知してきたら画面を初期化する。

(2025.8.20更新)

HTTPステータスコード一覧

*1 302はHTTP/1.0では「Moved Temporarily」だった。
*2 413はHTTP/1.1では「Request Entity Too Long」、RFC 7231では「Payload Too Long」だった。
*3 414はHTTP/1.1では「Request-URI Too Long」だった。
*4 416はHTTP/1.1では「Requested Range Not Satisfiable」だった。
*5 418は1998年エイプリルフールのジョークRFC 2324で「I'm a teapot」として定義されていた。