DELETEメソッド 【DELETE method】 HTTP DELETE / DELETEリクエスト

概要

DELETEメソッド(DELETE method)とは、HTTP通信クライアント(Webブラウザなど)からWebサーバへ送るリクエストの種類の一つで、指定した資源の削除を求めるもの。通常は認証システムと合わせて正規の権限を持つ利用者のみに許可される。

HTTPを通じてサーバ上の指定した資源(ファイルなど)の削除をうよう依頼するメソッドである。サーバクライアントデータサービスを提供する一般的なWebサイトで使われることは稀だが、Webサーバファイル共有WebDAVや、管理者が遠隔からコンテンツ管理をシステムなどで利用されることがある。

通常はHTTP認証などによって事前に閲覧者の認証い、どのようなアクセス権限に基いてDELETEメソッドを要求しているのかを確かめる。一般的な運用では公開Webサーバで誰でもファイルを削除できるようには設定せず、「401 Unauthorized」(削除権限がない)か「405 Method Not Allowed」(メソッドが許可されていない)などのエラーを返す。

削除が許可されて成功した場合には要求が実施されたことを表す200番台のステータスコードが返されるが、応答メッセージなどが送り返される場合は「200 OK」が、何も返答しない場合は「200 No Content」が用いられる。受理したが未処理であることを表す「202 Accepted」が用いられることもある。

(2022.4.15更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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