300 Multiple Choices 【HTTP 300】

概要

300 Multiple Choices(HTTP 300)とは、WebサーバからWebブラウザなどのクライアントへ送られるHTTPステータスコードの一つで、要求された資源に複数の選択肢があることを伝えるもの。

WebサーバWebブラウザなどのクライアントの間ではHTTPHypertext Transfer Protocol)という通信規約プロトコル)でデータ伝送をっている。クライアントからの要求(リクエスト)に対してサーバは応答(レスポンス)を返すが、その際に現在の状態を示すHTTPステータスコードを通知する。

ステータスコードの300番台は「リダイレクト」(転送)関連の用途に割り当てられており、300番は「Multiple Choices」、すなわち、クライアントが要求した資源に複数の選択肢があり、どれを送信するか選択してほしいことを示している。

例えば、再生を指示した動画に複数の異なる形式や画質のデータが存在する場合や、同じページに複数の異なる言語で書かれたバージョンが存在する場合、移転したコンテンツが古いURLと新しいURLの両方で利用可能な場合などに用いられる。利用者が一つを選択してサーバに伝達する手順については標準化されていないため、あまり利用されていない。

(2024.8.23更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる