読み方 : にーまるにーアクセプテッド

202 Accepted 【HTTP 202】

概要

202 Accepted(HTTP 202)とは、WebサーバがWebブラウザなどのクライアントへ送る通知の一つで、リクエストを受理したが処理は完了していないことを示すもの。長時間かかる処理の依頼などに対して返される。

HTTPステータスコードとは

WebサーバとWebクライアントの間では「HTTP」(Hypertext Transfer Protocol)という通信規約(プロトコル)でデータ伝送を行っている。クライアントからの要求(リクエスト)に対してサーバは応答(レスポンス)を返すが、その際に現在の状態を示す「HTTPステータスコード」を通知する。

ステータスコードは3桁の番号と簡易なメッセージで表される。番号の最上位桁は分類、下2桁は識別番号である。100番台は「情報」(Informational)、200番台は「成功」(Success)、300番台は「転送」(Redirection)、400番台は「クライアントエラー」(Client Error)、500番台は「サーバエラー」(Server Error)を表している。

202 Acceptedとは

202番は成功通知の一つで、メッセージは “Accepted”、すなわち、クライアントからのリクエストを受理したことを示す。他の応答とは異なり、要求を受理しただけで要求の内容は完遂していない場合に返される。

この応答は、今すぐに処理を完了できない状況、すなわち、処理に長時間かかりHTTP接続を維持できない場合、Webサーバ以外への処理依頼の発行、今すぐではなく特定日時に実施する処理の依頼などに用いられる。なお、HTTP自体の仕様では202応答と関連付けて後から改めて処理の完了を知らせる方法は用意されておらず、アプリケーション側で処理状況の確認や通知の仕組みを作り込む必要がある。

(2025.8.20更新)

HTTPステータスコード一覧

*1 302はHTTP/1.0では「Moved Temporarily」だった。
*2 413はHTTP/1.1では「Request Entity Too Long」、RFC 7231では「Payload Too Long」だった。
*3 414はHTTP/1.1では「Request-URI Too Long」だった。
*4 416はHTTP/1.1では「Requested Range Not Satisfiable」だった。
*5 418は1998年エイプリルフールのジョークRFC 2324で「I'm a teapot」として定義されていた。

他の用語辞典による「202 Accepted」の解説 (外部サイト)