202 Accepted 【HTTP 202】

概要

202 Accepted(HTTP 202)とは、WebサーバからWebブラウザなどのクライアントへ送られるHTTPステータスコードの一つで、リクエストを受理したが処理は完了していないことを示すもの。長時間かかる処理の依頼などに対して返される。

WebサーバWebブラウザなどのクライアントの間ではHTTPHypertext Transfer Protocol)という通信規約プロトコル)でデータ伝送をっている。クライアントからの要求(リクエスト)に対してサーバは応答(レスポンス)を返すが、その際に現在の状態を示すHTTPステータスコードを通知する。

ステータスコード200番台は「成功」(Success)関連の用途に割り当てられており、202番は「Accepted」、すなわち、クライアントからのリクエストを受理したことを示す。他の応答とは異なり、要求を受理しただけで要求の内容は完遂していない場合に返される。

この応答は、今すぐに処理を完了できない状況、すなわち、処理に長時間かかりHTTP接続を維持できない場合、Webサーバ以外への処理依頼の発行、今すぐではなく特定日時に実施する処理の依頼などに用いられる。なお、HTTP自体の仕様では202応答と関連付けて後から改めて処理の完了を知らせる方法は用意されておらず、アプリケーション側で処理状況の確認や通知の仕組みを作り込む必要がある。

(2024.8.23更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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