読み方 : よんいちごエラー

415エラー 【HTTP 415 Unsupported Media Type】

概要

415エラー(HTTP 415 Unsupported Media Type)とは、WebサーバがWebブラウザなどのクライアントに通知するエラーメッセージの一つで、クライアントから送られてきたデータが非対応のデータ形式だったことを表すもの。
415エラーのイメージ画像

HTTPステータスコードとは

WebサーバとWebクライアントの間では「HTTP」(Hypertext Transfer Protocol)という通信規約(プロトコル)でデータ伝送を行っている。クライアントからの要求(リクエスト)に対してサーバは応答(レスポンス)を返すが、その際に現在の状態を示す「HTTPステータスコード」を通知する。

ステータスコードは3桁の番号と簡易なメッセージで表される。番号の最上位桁は分類、下2桁は識別番号である。100番台は「情報」(Informational)、200番台は「成功」(Success)、300番台は「転送」(Redirection)、400番台は「クライアントエラー」(Client Error)、500番台は「サーバエラー」(Server Error)を表している。

415 Unsupported Media Typeとは

415番はクライアントに起因するエラーの一つで、メッセージは “Unsupported Media Type” (非対応のメディア形式)である。クライアントがリクエストで送信したファイルなどのデータ形式に対応できない場合に返される。

この応答は、クライアントがPOSTメソッドPUTメソッドでフォームの入力内容の送信やファイルアップロードなどを行う際に用いられることがある。例えば、JPEG形式の画像しか対応していないのにPNG形式で送られてきた、といった状況である。HTTPリクエストヘッダに記載されたContent-TypeContent-Encodingの値で判断する場合もあれば、実際に受信したデータの形式を解析して応答する場合もある。

(2025.8.20更新)

HTTPステータスコード一覧

*1 302はHTTP/1.0では「Moved Temporarily」だった。
*2 413はHTTP/1.1では「Request Entity Too Long」、RFC 7231では「Payload Too Long」だった。
*3 414はHTTP/1.1では「Request-URI Too Long」だった。
*4 416はHTTP/1.1では「Requested Range Not Satisfiable」だった。
*5 418は1998年エイプリルフールのジョークRFC 2324で「I'm a teapot」として定義されていた。

他の用語辞典による「415エラー」の解説 (外部サイト)