415エラー 【HTTP 415 Unsupported Media Type】

概要

415エラー(HTTP 415 Unsupported Media Type)とは、Webサーバで起きるエラーの種類の一つで、クライアントから送られてきたデータが非対応のデータ形式だったことを表すもの。

WebサーバWebブラウザなどのクライアントの間ではHTTPHypertext Transfer Protocol)という通信規約プロトコル)でデータ伝送をっている。クライアントからの要求(リクエスト)に対してサーバは応答(レスポンス)を返すが、その際に現在の状態を示すHTTPステータスコードを通知する。

ステータスコード400番台はクライアントに起因するエラーを表しており、415番のエラーメッセージは “Unsupported Media Type” (非対応のメディア形式)である。クライアントリクエストで送信したファイルなどのデータ形式に対応できない場合に返される。

この応答は、クライアントPOSTメソッドPUTメソッドフォームの入力内容の送信やファイルアップロードなどをう際に用いられることがある。例えば、JPEG形式の画像しか対応していないのにPNG形式で送られてきた、といった状況である。HTTPリクエストヘッダに記載されたContent-TypeContent-Encodingで判断する場合もあれば、実際に受信したデータの形式を解析して応答する場合もある。

(2024.8.23更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる