415エラー 【HTTP 415 Unsupported Media Type】

概要

415エラー(HTTP 415 Unsupported Media Type)とは、Webサーバで起きるエラーの種類の一つで、クライアントから送られてきたデータが非対応のデータ形式だったことを表すもの。

WebサーバとWebブラウザなどのクライアントの間ではHTTPHypertext Transfer Protocol)という通信規約(プロトコル)でデータ伝送を行っている。クライアントからの要求(リクエスト)に対してサーバは応答(レスポンス)を返すが、その際に現在の状態を示すHTTPステータスコードを通知する。

ステータスコードの400番台はクライアントに起因するエラーを表しており、415番のエラーメッセージは “Unsupported Media Type” (非対応のメディア形式)である。クライアントがリクエストで送信したファイルなどのデータ形式に対応できない場合に返される。

この応答は、クライアントがPOSTメソッドPUTメソッドでフォームの入力内容の送信やファイルアップロードなどを行う際に用いられることがある。例えば、JPEG形式の画像しか対応していないのにPNG形式で送られてきた、といった状況である。HTTPリクエストヘッダに記載されたContent-TypeContent-Encodingの値で判断する場合もあれば、実際に受信したデータの形式を解析して応答する場合もある。

(2024.8.23更新)

HTTPステータスコード一覧

*1 302はHTTP/1.0では「Moved Temporarily」だった。
*2 413はHTTP/1.1では「Request Entity Too Long」、RFC 7231では「Payload Too Long」だった。
*3 414はHTTP/1.1では「Request-URI Too Long」だった。
*4 416はHTTP/1.1では「Requested Range Not Satisfiable」だった。
*5 418は1998年エイプリルフールのジョークRFC 2324で「I'm a teapot」として定義されていた。