読み方 : にーまるいちクリエイテッド

201 Created 【HTTP 201】

概要

201 Created(HTTP 201)とは、WebサーバがWebブラウザなどのクライアントへ送る通知の一つで、指定のリソースの作成が成功したことを示すもの。

HTTPステータスコードとは

WebサーバとWebクライアントの間では「HTTP」(Hypertext Transfer Protocol)という通信規約(プロトコル)でデータ伝送を行っている。クライアントからの要求(リクエスト)に対してサーバは応答(レスポンス)を返すが、その際に現在の状態を示す「HTTPステータスコード」を通知する。

ステータスコードは3桁の番号と簡易なメッセージで表される。番号の最上位桁は分類、下2桁は識別番号である。100番台は「情報」(Informational)、200番台は「成功」(Success)、300番台は「転送」(Redirection)、400番台は「クライアントエラー」(Client Error)、500番台は「サーバエラー」(Server Error)を表している。

201 Createdとは

201番は成功通知の一つで、メッセージは “Created”、すなわち、資源の作成が成功したことを示す。記事の投稿、ファイルのアップロード、データベースへのレコードの挿入、アカウント作成など、クライアントがPOSTメソッドPUTメソッドで資源の作成を要求してきた場合に用いられる。

POSTメソッドの場合はHTTPレスポンスLocationヘッダに資源のURLを書き入れてクライアントに通知する。レスポンスボディに作成した資源の内容を搭載して送り返すことが多いが、作成する資源の種類にもよるため必須ではない。

(2025.8.20更新)

HTTPステータスコード一覧

*1 302はHTTP/1.0では「Moved Temporarily」だった。
*2 413はHTTP/1.1では「Request Entity Too Long」、RFC 7231では「Payload Too Long」だった。
*3 414はHTTP/1.1では「Request-URI Too Long」だった。
*4 416はHTTP/1.1では「Requested Range Not Satisfiable」だった。
*5 418は1998年エイプリルフールのジョークRFC 2324で「I'm a teapot」として定義されていた。

他の用語辞典による「201 Created」の解説 (外部サイト)